「僕だけがいない街」の試写会に参加してきました。この映画はタイムリープ系、ようするに昔に遡って未来を変えようともがくストーリーです。
作中では藤原竜也演じる主人公がタイムリープして運命に抗う様子がこれでもかと画かれます。(本人はリバイバルと呼んでいます。)
当然ながら私にはそんな力はありませんし、どうすることもできないのですが、鑑賞しながらずっと過去の後悔にさいなまれました。
あの時、
自転車の鍵がかかったままなのに、カッコつけてクラスの女子に傘を渡してさっそうと漕ぎだしたあの日のこと。
通路側の席を予約したのに、窓側に座っている人に「そこ、俺の席なんですけどぉ?」と言ってしまったあの日のこと。
などといった、過去のクソみたいなことを思い出し、そしてすぐにそんなことはどうでもよくなって、これから生きていく中で、絶対に後悔するような生き方をしてたまるか、してなるものか!と、何度も反芻することになりました。
作中、何度も胸を掻きむしられるような描写もあり、ほんとにほんとに切ない気持ちになるのですが、その度に、後悔しないように生きようと思えます。
いま、人生がうまくいってない人、苦しい人にこそ観て欲しい。そして、10年後、20年後から戻ってきたと思って、これからの人生を邁進して欲しい、そんな風に思います。
なんか急に真面目なテンションになって、その温度差に風邪をひきそうですが、そのくらい最高の作品です。
原作の漫画を読んでなくても問題ないと思います。むしろ自分はこれから読みます。読みたくてしかたありません。
そんな素晴らしい映画でした。公開は3/19からです。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。