デジカメで撮影したデータってどこに保存していますか? 私はGoogle フォトとAmazon Driveを併用し、クラウドにアップしたらSDカードから削除しています。
いつも細心の注意を払って画像データを扱っているのですが、それでも間違って消してしまう可能性はゼロではありません。
もしもクラウドにアップしたつもりでSDカードの中身を消してしまったら…。考えたくもない話です。そんな不安に襲われている私を知ってか知らずか、Macで使える復元アプリ「EaseUS Data Recovery Wizard」を提供していただいたので早速試してみました。
「EaseUS Data Recovery Wizard」はMacで使えるデータ復元アプリ
「EaseUS Data Recovery Wizard」はMacで使えるデータ復元アプリです。
- ディスク内をスキャンし
- 削除してしまったデータを解析
- 選んで復元できる
というもの。
この手のアプリはWindowsには結構何種類もあったりするのですが、Macで使えるものとなると急に少なくなります。また、結構いいお値段がしたり…
「EaseUS Data Recovery Wizard」は無料版もあり、最大2GBまでならお金はかかりません。それ以上のデータ量を復元したい場合はPro版を購入すればよいかと。
つまり、無料版で試してからPro版の購入が検討できる親切設計となっています。
実際にSDカードのデータを復元してみる
では実際にSDカードのデータをあえて削除し、復元できるかテストしてみます。
SDカードにはミラーレス一眼で撮影した画像が入っています。
全部で7.27GBありました。
これを誤って削除してしまったとします。
「しまった! まだクラウドに保存していなかった…」
そんなときに、「EaseUS Data Recovery Wizard」の出番です。
まずアプリを起動します。
SDカードを選択して「スキャン」をクリック。SDカードの容量や、保存されていたデータ量によってスキャンの時間は変わってきます。しばらく待つとスキャン結果が表示されます。
今回は16GBのSDカードを使用しましたが、復元完了までにかかる時間は約10分と表示。これが例えば1TBのSSDやHDDだと数時間かかるようです。
しばらく待つと、無事に「ディープスキャンが完了しました。」と表示されました。
アプリには、「13349個のファイルを選択、合計132.92GB。」と表示されていますが、これはこのSDカードでかつてやりとりしたデータ量だと思われます。理論値的な感じでしょうか。おそらくこれを全部復元することはできないでしょう。
スキャンで見つかったファイルのうち、直近で使用していたものは上位に表示されるようです。探っていくと、削除前と同等のデータ量のフォルダが見つかりました。
中身をプレビューすることもできます。私の求めている画像でしたので、このフォルダを復元することにしました。
デスクトップに「復元データ」というフォルダをつくり、そこに保存するようにしました。復元(リカバリー)にも少し時間がかかりますが、スキャンほどではありません。私の場合は数分で完了しました。
復元(リカバリー)が完了すると、以下の表示が出ます。
フォルダの中身を確認すると、フォルダ名は少し違いますが、無事に復元できていました。これはうれしい!
比較するとこんな感じです。なぜかフォルダ名の頭の文字がちょっとおかしくなりますが、データが戻れば問題なしです。


「EaseUS Data Recovery Wizard」の注意点など
今回、無事に復元はできましたが、削除してすぐのデータであったことも成功の要因として大きいです。別のデータを保存したり、読み書きをすればするほど復元できる可能性は下がる、または復元しても画像が乱れていたり、表示がおかしくなることがあるようです。
実際、私も古いデータを復元してみましたが、100%ではありませんでしたので、ご注意ください。
それにしても、誤って消してしまったデータを数十分で復元できるのは本当にうれしいですし、何より安心ですよね。これで万が一操作をミスって全部消してしまったとしても、ある程度は元通りにできるとわかりました。
2GBまでなら無料ですし、もしものときは使ってみると命拾いできますよ。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。