どうも、病院行きたくないライターのゆうせいです。先日、ちょっと体調不良からめまいを発症しまして、念のための検査でMRIを受けてきました。結果は何ともなく健康だったのですが、MRIのことをなめていたので大変な目に遭いました。
これまでCTスキャンは受けたことがありまして、まあ似たようなもんだろうと余裕をかましていたら、マジでパニクる5秒前みたいなことになったのです。
そこで今回は、「MRIとか余裕っしょ!」とか言って自分みたいなことにならないように、その恐怖と注意点をお知らせしたいと思います
そもそもMRIって?
MRIって何?って方のために念のため説明しておくと、磁力を使って体内の映像を撮影する機械のことです。
画像で言うところの真ん中のベッドみたいなところに横になって、ドーナツの芯に向かってグイーって突っ込まれます。で、ドーナツの中を磁石が回転して撮影するという、原理が全く想像できないほどの未来アイテムです。
なんだ、大したことないじゃん、これでパニックってどういうこと?
そう思いますよね。いやほんとに。自分も実物を目にしても怖くもなんともありませんでした。お、でかいね、くらいの印象しかなかったです。
でも、ここからが本当の戦いでした。
ものすごく狭くてありえないほどうるさい
なんか映画のタイトルにも近いのがありますが、本当にこれに尽きます。
ものすごく狭いです。完全なる閉所です。そして、目の前が壁みたいな感じです。頭を動かすことはできません。さらに、磁石が動き回るときの音がありえないほど大きくて、耳の横で道路工事でも始まったかと思うほどです。
めちゃくちゃうるさいってことは、技師の方もわかっているのでヘッドホンをつけてくれます。ただし、磁力での撮影に影響が出ないタイプのものなので、音質は悪いです。
そして、このヘッドホンの存在なんてなかったかのような騒音が鳴り響きます。
つまり、
- 目の前が壁
- 頭は動かせない
- 耳元で道路工事のような騒音
の中に放り込まれるわけです。そして、残念なことに撮影時間が20~30分と長時間です。患部によってはもっと長くなったりもします。
閉所であることを耐えようと、いろんなことを考えたいのですが、騒音がそれを邪魔してくるのでもはや地獄です。
MRIを乗り切るためのコツ?
私の場合は完全に油断していたので、開始1分でパニックを起こしそうになりました。
「何かあったらこれを押してください」
そう言って渡してくれたボタンを押したくて押したくてたまらなくなりました。でも、1分でダメだなんて、恥ずかしくてたまらない。そう、羞恥心が恐怖心に勝ったのです。なんかすみません。
ただ、一旦ですが恐怖心を抑えたことで、すこしだけ対策を考えることができました。そして、それで20分を乗り切れましたので、コツと言えるかどうかわかりませんが、一応お伝えします。
私なりのコツですが、
- 目を開けない
- 打楽器のソロパートだと思う
この2つです。
まず、目を開けないことですが、そのままです。目を開けると目の前が壁なので狭さが際立ちます。なので、目をつむる。これでかなり楽になります。可能であれば目の前は宇宙だと思うことでもっと楽になれます。無限の彼方みたいな、それです。
そして、騒音に関しては打楽器だと思ってください。何をどうしたって静かにはなりませんので、もはや楽しむしかありません。ビートを刻んできたな、お、腹に響く重低音だな、と、音楽評論家になったつもりで、どこかの部族が奏でる儀式だとか、なんでもいいので音楽だと思って受け入れてください。
これで、きっと、大丈夫…なはすです。
MRIを受ける前にもやれることがある
あと、最後にMRIを受ける前にやれることもお知らせしておきます。目の前が壁の状態で動きを固定されることは想像以上に怖いです。なので受診前には対策しておくことをおすすめします。
ローテーブルの下にもぐってみる、枕を顔の上の置いたり、壁ギリギリのところで横になってみるなど。これをやっておくだけで、最初の1分でパニックを起こすことは避けられると思います。
この記事が、誰かの参考になることを祈ってます。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。