店主の染川キミさん。優しい笑顔が素敵です。
ども、ゆうせいです。三重県・大台町商工会からのお招きで大台町の魅力を伝える旅に行ってきました。第3回は、コーヒー1杯でお菓子食べ放題!ケーキと昆布茶もサービスのカフェ「ひだまり」のお話です。
旅先でのカフェでゆったりするのも乙ですが、大台町にある「ゆったりのカフェ ひだまり」はゆったりを超えていました。油断しなくても何時間も居てしまいそうな癒しの場となっています。
コーヒー1杯だけの関係じゃさみしすぎるから
「1秒でも長く、お店にいてほしい」と笑顔で語るのは店主の染川キミさん。大台町の出身で、大阪での暮らしを経て大台町に戻ってきたそうです。カフェを始めたのは偶然が重なり、ご縁があったからだそうですが、もう7年も経つそうです。
こんな感じの大自然に囲まれています
ログハウスのカフェなんです
もともと大阪ではパッチワークを習っていたこともあり、ひだまりはパッチワークをする人の交流の場になればとおもって始めたとのこと。店内には大阪のパッチワークの先生の見事な作品が飾られていました。
ひだまりのメニューは、コーヒーとハーブティー、そして紅茶の3つだけ。いずれも400円。なぜメニューが3つだけなのかというと、会計がむずかしくなるからだそうです。実に潔いです。
ただし、これらにはスイーツが1つセットでついてきます。私が訪れたときは「ハスカップのロールケーキ」でした。たまたま北海道土産でいただいたそうですが、まさか北海道のスイーツが大台町で食べられるとは思っておらず、その甘さ、美味しさはひとしおでした。
口当たりの良い飲みやすいコーヒー
幻の果実といわれるハスカップを使ったロールケーキ
さらにテーブルにはお菓子が入ったカゴがあり、こちらは自由に食べ放題。
源氏パイもありました。
コーヒーだけを飲んで帰ってしまわれてはさみしい、いろんな方といろんなお話を楽しみたいという思いで続けていたところ、今では全国のお菓子が集まるようになったのだとか。染川さん曰く、とにかくゆっくりして欲しいから、お菓子は無料で提供しているそうです。
実際にお客さま同士の交流も頻繁に生まれているようで、いろんな人がつながって、それが自然と広がっていくことが何よりも嬉しいと染川さんは話します。
猫の小物がいっぱい
お客さまの中には90歳を超えたおじいさんもいるそうで、その方は毎日来てくれるそうです。これって地域での安心にもつながりますよね。毎日来てくれているおじいさんが来ないとなると、もしかすると何かあったのかもしれないと思いますから。ただ、おじいさんもそれを見越してか、ひだまりに行けない日が2、3日続きそうならあらかじめ電話してくるそうです。みんなすごい。
その他、大台町に観光で来られた方や、バイカーの方が多いとのこと。バイカーの方はハーレー10数台で来られ、その後は個別で来てくれているそうで、やはりひだまりの居心地の良さは誰にでも共通のようです。
忘れたようなころに昆布茶のサービスが
ある意味で裏メニューの昆布茶
染川さんとのトーキングアバウトを楽しみながら、ハスカップのケーキを食べ、テーブル菓子をつまみながらコーヒーを飲んでいたらあっという間に時間が過ぎていました。そろそろ…と思ったところに昆布茶が出てきました。もちろん無料。いったいどうなっているんだと心配になります。
めちゃくちゃ甘くて美味しい柿
さらにこの日は美味しい柿があるとのことで、柿のサービスまで。もう心配するのはやめて美味しくいただきました。
さいごに
取材を終えてお店を出るとき、染川さんは少しさみそうな表情をしたのが印象的でした。また三重県大台町に訪れるときは、東京のスイーツを持ってひだまりに遊びに行こうと思います。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。
ゆったりのカフェ ひだまり
■営業時間:10時~17時
■定休日:火曜日
■駐車場:あり
■住所:三重県多気郡大台町薗180-1 クラインガルテン宮川内