ゆうせいです。三重県大台町でベビー服を作っている「ソフトママ有限会社」の工場を見学してきました。そこで知ったのは、オーガニックコットンのベビー服でも赤ちゃんに優しくないものがあるという事実…。
オーガニックコットン。自然そのままで身体に優しい。そんなイメージがありますし、実際にその通りなんだと思います。しかし、オーガニックコットンでも、加工次第でその良さが消えてしまうことがあるとのこと。
まず、こちらがソフトママ有限会社で作られているオーガニックコットンのベビー服。真っ白です。オーガニック素材は、ベージュなどの少し色味がついたものが主流となっていたので、真っ白は逆に不思議に思うかも知れません。ソフトママのオーガニックコットンは全く違います。
その名も「白のオーガニック」です。欧州の有名ブランドにも使われるオーガニックコットンを使用し、通常のオーガニックコットンでは実現できない丈夫さと風合いを兼ね備えています。
肌触りがよく、低刺激なのはもちろんですが、柔軟加工をしていないことが一番の特徴です。
柔軟加工とは、生地の肌触りを柔らかくする加工のこと。柔軟剤をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。バスタオルを洗剤だけで洗うと、乾いたときにゴワゴワすることがありますよね。
それを防ぐために柔軟剤を入れる。
しかし、柔軟剤を入れることで肌触り、手触りは良くなりますが、吸水性が落ちるデメリットがあります。それはオーガニックコットンでも同じです。
つまり、ベビー服などの肌触りの柔らかさが強く求められるものは、柔軟加工も強めにされることが多い。そして、吸水性も強く落ちることになるのだとか…。
その結果、こうなります。
ぜんぜん吸わない。
まるで防水スプレーをしたかのように。水をかけてもそのまま、粒の状態で残ってしまう。無理やりメリットを上げると、汚れがつきにくいと言えるかも知れませんが、赤ちゃんの汗を吸わない肌着を着せたいと思いますか?
実際に目の当たりにすると、赤ちゃんはもちろん、自分も着たくないと思うほど。
じゃあソフトママのベビー服はどうなのか?って話ですけど、
めちゃくちゃ吸う。
赤ちゃんの肌着、漠然と柔らかくて優しいものがいいと思っていましたが、肌触りだけを優先するのではなく、無加工で吸水性に優れたものを選ぶべきだと知りました。